日本から長いフライトを経てやっと着いたヨーロッパ。
そんな矢先、「あ、あれ持ってくるの忘れた…」「あれ持ってくれば良かった…」
そんな後悔はしたくないですよね!
そこで、この記事では持ち物の中でもヨーロッパ旅行で「これだけは無いと困る!」な必需品をご紹介。
マルタやスペインでの留学、ヨーロッパ周遊旅行経験のある筆者の知見を基に、ヨーロッパ旅行で必携の持ち物を徹底網羅してご紹介します!
「そもそも海外旅行って何を持っていけばいいんだろう…」
「持ち物に関する記事は他にもあるけど、それで本当に十分…?」
このような想いを抱かれている方、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
事前に抜け目なく持ち物を準備して、安心でストレスフリーなヨーロッパ旅行を楽しみましょう!
1, 持ち物一覧【必需品】
必須度 ★★★★★★(無いと行けない) | |
□ パスポート | |
□ ビザ | |
□ クレジットカード2枚(海外キャッシング利用枠設定済み) | |
□ 交通系カード | |
必須度 ★★★★★☆(無いと確実に困る) | |
□ 海外旅行保険 | |
□ 財布 | |
□ 日本円 | |
□ 現地通貨 | |
□ 通信手段(Wi-Fi・SIMカード等) | |
□ 眼鏡・コンタクト(日数+1日分)・コンタクト保存液 | |
□ 常備薬(日数+1日分) | |
□ スマホ充電器 | |
□ 折り畳み傘 | |
必須度 ★★★★☆☆(無いと困る) | |
□ 日数分の着替え(リサイクルに出したい服推奨) | |
□ 国際運転免許証(日本の運転免許証との2点セット) | |
□ 電源プラグ | |
□ ボディ・スキン・ヘアケア等のコスメ用品 | |
□ 生理用品 |
2, 必須度 ★★★★★★(無いと行けない)
パスポート
いつ取得・更新しましたか?
コロナ流行前に取得されていた方が多いのではないでしょうか。
当てはまる方はパスポートの有効期限を必ず確認しましょう!
ヨーロッパ旅行の場合、主に現地出国時から3か月以上の有効期限が必要です。
(各国の詳細は”こちら”の記事を参照ください!)
また、悲しいことにヨーロッパでは盗難やスリ被害が多発している地域もあります。
万が一の盗難や紛失に備えて、パスポートのコピーを原本とは別のカバンに入れておくことをおすすめします!
・パスポートのコピーを別のカバンに入れておく。
ビザ
基本的に90日以内の滞在であれば、ヨーロッパはビザ無しで旅行できます。
しかし、アゼルバイジャン共和国などの東欧諸国、ジブラルタル(英領)は条件が異なるので、事前に各国の情報を確認しましょう。
また、90日以上の滞在予定がある方は、ビザが必須なので忘れずに申請をしてください。
・90日以上の滞在予定がある方は、ビザの申請が必要
クレジットカード2枚(海外キャッシング利用枠設定済み)
VISAかMaster cardのクレジットカードを2枚用意して、海外キャッシング利用枠を設定しましょう!
海外キャッシング利用枠を事前に設定しておくことで、
「大金を持ち歩くのは怖い…」「もう少し両替しておけば良かった…」
こんなお金の悩みから解放されてストレスフリーにヨーロッパ旅行を楽しめますよ!
ヨーロッパではほとんどのお店でクレジットカード決済ができます。
また、海外キャッシング利用枠を設定しておけば簡単に海外ATMで現地通貨が引き出せて、持ち歩くのは必要最低限の金額だけで済みます。
引き出す金額にもよりますが、キャッシングは両替手数料が最も安くなる方法です!
では、なぜ2枚なのか?
それは、紛失や盗難、不正利用といったトラブルに備える為です。
実際に筆者は、(恐らく宿泊したホステルにて)クレジットカードをスキミングされ、十数万円不正利用されました。
不正利用されるとそのカードは止めるしかなく、旅行中に利用ができなくなります。
その為、紛失や盗難に加え不正利用の恐れも考えると、クレジットカードは最低でも2枚は持っていくことをおすすめします。
ちなみに筆者のおすすめは、エポスカードとセディナカードの組み合わせ!
・エポスカード:海外旅行損害保険が、海外での公共交通機関の利用で付帯。https://www.eposcard.co.jp/benefit/oversea/insurance.html
・セディナカード:海外ATM手数料無料。さらに繰り上げ返済可能の為、海外キャッシングの利息を最小限に抑えられてお得。
https://www.cedyna.co.jp/om/cashing/overseas/
詳細が気になる方は”こちら”の記事を参考にしてみてください!
・海外キャッシング利用枠が設定されているか確認
・エポスカードとセディナカードが最強の組み合わせ!
交通系カード
旅行用の財布に入れ替えて忘れがちなのが、交通系カード。
自宅~空港の交通機関は、交通系カードを使用する方がほとんどではないでしょうか。
道中や空港の自動販売機でも使用でき、紙幣を海外では不要な小銭にくずすことを防ぐことができます!
※「海外旅行保険利用付帯」クレジットカードの付帯条件上、空港までのJRのチケットをクレジットカードで購入する方は、いつもの慣れで交通系カードを使用しないように注意!
3, 必須度 ★★★★★☆(無いと確実に困る)
海外旅行保険
海外旅行保険を申し込もうとしているあなた、ちょっと待ってください!
その前に一度、ご自身のクレジットカードを確認してみましょう。
実は楽天カードやJCBカード、エポスカード、といった多くのクレジットカードに海外旅行保険機能が付いているのです。
ただし、海外旅行保険の適用条件や、その補償内容等は各社異なるので詳細を必ず確認してください!
補償内容はどれも重要ですが、筆者推奨のチェックポイントは「携行品損害補償」です!
「携行品損害補償」があれば、万が一何らかの事故で持ち物が損害を被ったり盗難にあった際に、その補償を受けることができます。
筆者はイギリスのホステルにてPCや電子機器類一式の盗難に遭い、実際にこの「携行品損害補償」で後日補償を受けることができました。
海外旅行は何が起こるか分かりません。万が一のトラブルに備えましょう!
※補償請求にはいくつかの必要書類や条件等があります。ご自身が加入する海外旅行保険の詳細を必ず確認してくださいね。
筆者おすすめはエポスカード!
https://www.eposcard.co.jp/benefit/oversea/insurance.html
・適用条件や補償内容は事前に必ず確認
・「携行品損害補償」が含まれていると安心
財布
日本で日常使いしている財布は自宅に置いていきましょう!
「最悪、無くなってもいいかな」と思える財布をおすすめします。
ヨーロッパで使用するユーロは紙幣とコインをよく併用するので、コインを入れられる二つ折りの財布がベストです。長財布は正直邪魔かも…。
また、マイナンバーカード、海外で使わないキャッシュカード、ETCカード、といった普段財布に入れているけれども海外では使わないカード類は自宅に保管しておきましょう。
なお、運転免許証と健康保険証は万が一の場合に備えて所持しておくのをおすすめします。
運転免許証:パスポート紛失の際に日本への渡航証発行に有効
健康保険証:行き帰りの日本国内での医療機関使用時に有効
である為、トラブル時に役立ちます!
・運転免許、健康保険証、以外の海外で不要なカード類は自宅保管
日本円
「現地でお金が足りない…」「なぜかATMでキャッシングも使えない…」
ヨーロッパ旅行では、そのような不測の事態が起きてしまうことも十分考えられます。
また、いくらキャッシュレスの時代とはいえ、現金が必要なシーンはまだまだあります。
その為、日本円はある程度持っていきましょう!
ただし、現地で使う財布に入れるのではなく、盗難被害に逢いにくいセキュリティポーチ等に入れるようにしてくださいね。
・持ち歩く財布には入れない。
現地通貨
「海外ATMでのキャッシングはちょっと不安…」
「事前に少しだけでも現地通貨が手元にあった方が安心」
その気持ち、とても分かります。
そんな方は、事前に現地通貨を準備しておきましょう!
ヨーロッパ旅行で主に使用するユーロやポンド(イギリス)は日本国内での両替がお得です!
ユーロやポンド、米ドルの場合は現地よりも日本国内の方が両替手数料が低く設定されている傾向があります。
・ユーロやポンドへの両替手数料は日本国内の方が安価
通信手段(レンタルWi-Fi・海外SIMカード等)
ヨーロッパのカフェやレストラン、宿泊先等では基本的に無料Wi-Fiがあるので、最悪ポケットWi-Fiや海外対応SIMカードは無くても旅行はできます。
しかし、どこで何が起こるか分からないですし、急遽何かを検索したいと思った時に不便な為、ストレスフリーにヨーロッパ旅行を楽しむには通信手段の準備は必須です。
事前にレンタルWi-Fiや海外SIMカードの準備をしましょう!
ちなみに筆者はahamoユーザーの為、追加料金をかけずに海外ローミングをしてストレスフリーにヨーロッパ旅行を楽しんでいます。
https://ahamo.com/services/roaming-data/index.html
なお2週間以上の滞在を予定している方は、現地のキャリア(Vodafon, orange等)でプリペイドSIMカードを購入することをおすすめします!
こちらはスペインのVodafonで購入(15€)したプリペイドSIMカードの外装の写真です。
この中に入っているSIMカードをスマホに挿入すれば、すぐにデータ通信と電話回線を使用することができて非常に便利です。(値段によって使用できるギガ数が異なります。)
レンタルWi-Fiや海外SIMカード、ahamoなど海外での通信手段については”こちら”の記事で詳細にご紹介します!
・レンタルWi-Fi、海外SIMカード、ahamo、といった通信手段を事前に検討。
眼鏡・コンタクト(日数+1日分)・コンタクト保存液
「出発前まで使っていて、いざ出発した時に置いてきてしまった…」
ゾッとしますよね…。しかし、持ち物準備ではあるあるです。
眼鏡やコンタクトに関わらず、絶対忘れないように荷物の近くに置いていたのに忘れてきた…というのはなぜか本当に良く起こるので、出発前に必ず一息入れて最終チェックをしましょう!
保存液も忘れずに!
また、1日使い捨てコンタクトを使用している方は、万が一のトラブルに備えて旅行日数+1日分を持っていくことをおすすめします!
・1日使い捨てコンタクトの場合、日数+1日分を準備
常備薬(日数+1日分)
日本で使用している薬があれば必ず日数+1日分は持っていきましょう!
ヨーロッパ旅行中に普段日本で使用している薬を手に入れるのは至難の業です。
また、時期によっては台風やボイコットといった何らかのトラブルにより、帰国日がずれてしまう可能性があります。
筆者も実際に、出発予定であった便が台風により突如キャンセルとなり、成田空港の出発ロビーで約1日待機したことがあります。
万が一、旅行期間が延びても対応できるように常備薬は日数+1日分を持っていくことをおすすめします。
スマホ充電器
フライト情報、eチケット、googleマップ、写真、オンライン決済…etc
ストレスフリーなヨーロッパ旅行をする為には、スマホの充電がどれだけ残っているかがとても重要です!
「出発の直前まで充電していて、充電器を持ってくるの忘れた…」
なんてことが無いように、必ず出発前に確認しましょう!
折り畳み傘
着いたら土砂降りの雨…なんて旅の始まりもあるあるです。
現地の空港から市内までは交通機関で移動する為、雨に濡れることはそう無いと思いますが、市内からホテル等の目的地までは雨の中移動することがほとんどです。
実際、傘は現地でも購入可能です。
しかし現地に着いてから傘を探す時間や手間は正直無駄だと思いませんか?
日本のようにコンビニが至る所にあるわけではありません。
折り畳み傘を入れておくだけでその時間や手間を省くことができるので、必ず持っていきましょう!
なお、取り出しに時間がかかる為スーツケースではなく手持ちの荷物に入れておくことをおすすめします!
筆者が持ち歩いているのはユニクロのUVカットコンパクトアンブレラ!
コンパクトかつ約120gと軽く、なるべく荷物を軽くしたいヨーロッパ旅行にピッタリです!柄に付いているストラップと傘の袋を常時繋いで紛失防止できるのもポイントです。
・折り畳み傘は手持ちの荷物に入れる。
4, 必須度 ★★★★☆☆(無いと困る)
日数分の着替え(リサイクルに出したい服推奨)
「普段はもう着ないし要らないけど、今手放すのは勿体ない…」と思う服はありませんか?
その服こそ、ぜひヨーロッパ旅行に持っていきましょう!
それは、ヨーロッパから日本へ持ち帰れるモノを最大限にする為です。
ヨーロッパでは想像以上に素敵なモノと出会う機会がとても多いのですが、帰りの荷物を考えると結局購入を諦めてしまい帰国後に後悔することが少なくありません。
この後悔をしない為にも、筆者は海外旅行をする際に上記のようなリサイクルに出しても良いと思える服を持って行きます。
現地での購入品を含めて帰りの荷物に入りきらない場合、服を現地で手放します。
しかし、捨てるのではありません!
ヨーロッパでは、街中に衣服回収ボックスが設置されている地域が多く存在します。その為、手放すと決めた服は必ず衣服回収ボックスに入れて帰ってきます。
赤枠内にあるのが、衣服回収ボックスと通常のゴミ回収ボックス×2です。
ヨーロッパ旅行で持参する着替えについては、季節や期間、洗濯するかどうかによって必要な種類や枚数は変わるので、事前にイメージしながら用意することが大事です。
詳しくは別の記事でご紹介します。
・必要な着替えの枚数は洗濯有無や季節、期間によって変動する為事前にイメージする。
国際運転免許証(日本の運転免許証との2点セット)
レンタカーでヨーロッパ旅行をしようと考えている方も多いのではないでしょうか。
日本の運転免許証だけでは、海外で運転をすることはできません。
運転免許センターや警察署にて、事前に国際運転免許証の発行申請をする必要があります!
なお、運転免許センターでは即日発行、警察署では2週間程度で発行、といった違いもあるので各施設の情報を調べてから申請をしましょう。
こちらは日本自動車連盟公式サイト内の、国際運転免許証の取得についてのリンクです。
https://jaf.or.jp/common/global-support/international-driving-permit
ヨーロッパは交通機関が整っている為、車でなくても不自由なく旅行は楽しめます。
しかし、車で自由に移動できる方がヨーロッパの魅力溢れる各所を存分に楽しめる、というのもまた事実です。
筆者も実際に、スペインやポルトガル、ドイツ等を車で旅行したことがありますが、交通機関とは異なり時間に制約が無いことや、海外のサービスエリア、広大な田園風景、地方のローカルレストラン、といった車移動ならではのヨーロッパを経験することができました。
注意点としては、日本の免許証も提示が必要なので必ず持っていってください!
この機会にヨーロッパでのドライブ旅行を一度考えてみてはいかがですか?
・海外で運転する際は、国際運転免許証と日本の運転免許証の2点セットが必要
電源プラグ
日本=Aタイプ
ヨーロッパ=C/SEタイプが主流
イギリス、アイルランド=BFタイプ
CタイプとSEタイプの違いはピンの細さ。
SEタイプのコンセントの方が差し込む穴の大きさが若干大きいのですが、形状は変わらない為、CタイプのプラグをSEタイプのコンセントに使用できます。
その為、ヨーロッパ旅行ではCタイプの電源プラグがおすすめです!
イギリスやアイルランドはBFタイプなので、注意してください!
筆者はイギリスに行った際、この違いを知りませんでした。
夜にスマホを充電しようとした時に急いで買いに出かけた苦い記憶があります…。
皆さんは事前にしっかりと準備して困らないようにしてくださいね!
全世界のプラグに対応しているマルチ電源プラグもおすすめです。
・イギリス、アイルランドはBFタイプ
ボディ・スキン・ヘアケア等のコスメ用品
ヨーロッパでも代替品は買えます。
しかし筆者のヨーロッパ生活経験上、現地で買ったものは「肌に合わない」、「量が多くて使い切れない」といったことがよくあります。
コスメ用品に関しては使い慣れたものを必ず持っていきましょう!
手間はかかりますが、容器に小分けにして持っていくことをおすすめします。
おすすめは無印良品の小分けボトルスプレータイプです。
100均のものよりも、強度や使いやすさではやはり勝ります。
・普段使っているものを小分けにして持参するのがおすすめ。
生理用品
ヨーロッパ現地でも買えます!
しかしコスメ用品と同じく「肌に合わない」「サイズが合わない」といったことがあるので、使い慣れているものを持っていきましょう。
・使い慣れているものを持っていくのがおすすめ。
5, まとめ
今回は、持ち物の中でも重要度の高い持ち物を厳選してご紹介しました。
しかし今回ご紹介した持ち物は最低限であって、悔いなくヨーロッパ旅行を存分に楽しむ為の持ち物準備としてはまだまだ不足しています。
ぜひ”こちら”の記事を参考に、「あると便利な持ち物」を準備してみてください!
持ち物を抜け目なく準備して、ヨーロッパ旅行をストレスフリーに楽しみましょう!!
必須度 ★★★★★★(無いと行けなくなる) | |
□ パスポート | |
□ ビザ | |
□ クレジットカード2枚(海外キャッシング利用枠設定済み) | |
□ 交通系カード | |
必須度 ★★★★★☆(無いと確実に困る) | |
□ 海外旅行保険 | |
□ 財布 | |
□ 日本円 | |
□ 現地通貨 | |
□ 通信手段(Wi-Fi・SIMカード等) | |
□ 眼鏡・コンタクト(日数+1日分)・コンタクト保存液 | |
□ 常備薬(日数+1日分) | |
□ スマホ充電器 | |
□ 折り畳み傘 | |
必須度 ★★★★☆☆(無いと困る) | |
□ 日数分の着替え(リサイクルに出したい服推奨) | |
□ 国際運転免許証(日本の運転免許証との2点セット) | |
□ 電源プラグ | |
□ ボディ・スキン・ヘアケア等のコスメ用品 | |
□ 生理用品 |